腎臓病を患う話①
昼間の日差しが随分と暖かくなってきて、春が近づいてきているのが肌に感じて分かるようになってきて嬉しい。
この時期に思い出す行事(というのか?)の一つに、健康診断があります。
社会人の方は会社に決められた検診センターとかに行くのではないかな?はたまたもう結果をもらってる人も居そう。
今日書きまとめたいのは、私の持病の話です。
ちょっとグロいかなぁ…?って場所もあるかもなので、苦手な方は読み飛ばしてください。
私が初めて会社勤めをした時、三月に会社から指定された地域成人病健康センターで健康診断を受けました。
(2014年3月)
健康診断を最後に受けたのは高校の時の学校で行われたものでしたが、そこから特に病院にもお世話になってなかったので、別に何もないだろうとは思いつつ義務感と午前中電話対応しなくてラッキーぐらいに思ってました。
なのでその健康診断の結果を、総務の課長から心配そうに見せられた時はすごくビックリしました。
引っかかっていたのは腎機能の欄。
1〜5段階の4(精密検査を受けてください)でした。
(※6表記は治療の継続)
詳しく見ると、尿蛋白が2+で、赤血球の数も範囲を超えていた。
沈黙の臓器と聞くと肝臓を思い浮かべる人が多いと思うけど、腎臓も不調に気付きにくい臓器で、私も体感的に痛いとか感じることは全然ありませんでした。
なので首を傾げながら、とりあえず近くの腎臓内科がある病院に健康診断結果を持ち込みました。
自分自身に自覚症状があるわけじゃないので、その時の先生との問診も釈然としないまま、とりあえず一通り検査し直して、って感じだった。
結局その病院でなにか病名がついたわけではなく、様子見になったのだけど(医師の反応も深刻そうではなかったので安心もあって)、すぐに治療が始まったりはしませんでした。
その後、その会社は健康診断から半年後ぐらいにストレスで退社したのだけど、腎臓の様子がおかしくなったのがその一ヶ月後ぐらい。
(2014年11月くらい)
外出先で具合が悪くなり、夕方には歩いていると吐き気プラス悪寒がして予定を切り上げて家に直帰。
そこから夜にかけて熱が上がってきたけど、風邪かなにかかな?と思っていたのと、病院は明日でいいかと考えたので風邪薬を服薬して寝ていました。
しかし夜中(記憶ではたしか3時過ぎぐらい)、もう寝ていられないぐらい苦しい。
高熱で頭は痛いし、体はだるいし、苦しくて目は覚めるしで、早く朝になってくれ!!そして病院よ開いてくれ!!!と呻きながら、ふらふらとトイレ。
便座から立ち上がって驚く。
便器の中が真っ赤。
あれ?なんか尿に血が混ざってる?なんか赤いな〜?
とか言えるレベルじゃない。
もう尿というよりこれ血がそのまま出てるんじゃね?え?生理きた?いやそんなことない。血尿ってこんなヤバい色になるの?え?死ぬ?
って感じにプチパニックになるぐらい真っ赤でした、トイレが。
ふらふらしながら寝室に戻り、同棲してた彼にトイレでの趣旨を伝えると、血尿のことと高熱のこと(この時点で40度超え)まだ病院が開く時間ではないことを考え、人生初救急車。
すぐ来てくれた救急車に、ふらふらしながら自力で乗り込み(意識あったし自分で歩けたから)、どこの病院に行こうかと何か電話してる救急者の人。
家から徒歩5分ぐらい隣に、大きな県立病院があるのだけど、
「県病は今呼吸停止してる急患が居るらしいんだけどどうする?」
…いやいや、呼吸停まってる一大事の人に比べたらこっちまだ意識あるしそんな空気読めんことできないだろ!!!!
ってことで少し離れた(車で10分かからないぐらい)救急病院へ。
(仮にこれからお世話になる病院をA病院とします)
初めて係る病院の救急治療室みたいなとこに運び込まれる。
時期もと高熱のこともあって、インフルエンザの検査もするも陰性。
血尿の症状を伝えると尿道から管通されて採尿されて痛かったけどもうキツイし朦朧としてるのでどうにでもして感。
とりあえず点滴をしてもらい、検査結果が出るまで待機。
その時診てくれたのが泌尿器科のH先生。
診断名は「急性腎盂腎炎」でした。
「帰っても良いけど、悪化してまた病院に駆け込む事になるよ」
と言われ、それの何が帰って良いんだ…?と思いながら、渋々緊急入院。
子供の頃は小児肺炎で風邪をこじらせてちょくちょく入院してたのもあり、久しぶりだけど入院自体に不安はなかったので荷物を彼に頼み病室へ。
たしか解熱剤は投与されてたと思うけど、まだ40度を超えてたので、そもそも帰れなかったと思う。
その後、薬のおかげで2〜3日で熱は引き、血尿も収まって5〜6日後には退院になる。
(緊急病院なので結構病室の入れ替わりが激しい)
ここから先、腎臓病の治療が始まるのは2016年で1年以上開くんだけど、長くなって来たので分割しようかな。