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ゆるぐた記録日記

読んだ本、思った事、取り留めもなく書き綴るつもり。

腎臓病を患う話③

 

2016年3月、腎生検での入院の日。

母に付き添ってもらって病院へ。

(車を置きっぱにできないので)

 

ナースステーションの真隣の、要観察患者とかが入る個室通される。

(むしろガラス越しにナースステーションの中が見れる)

機材を置くためか、やけに広くてちょっとビビる。

看護師さんの説明は丁寧だったんだけど、点滴を刺すのが下手な方で、何回も刺し直されて、挙句に腕に入らずに手の甲に刺されて、まだ何も始まってないのにぐったり…笑。

ついでに尿用の管を通されるのも痛い。

腎生検は検査後に絶対安静になって一歩も動けなくなるので、尿道に管を通す。

(出血がすぐ分かるようになのも含めて)

 

そこから少し時間は空いてたけど、あっという間に検査の時間になり、部屋にエコーやら血圧測定器やらが運び込まれてきて、いよいよか感が。

背中側から針を刺すので、うつ伏せになり、左手には点滴、右手には血圧測定器と酸素濃度を測る機械をつけられ、体は管まみれ。

 

エコーで腎臓の場所を確認しながら、細胞を採取するんだけど、エコー見てるお姉さんが、

「え?これですか?」

(上司っぽいおじさん)「いや、その上のやつ」

って会話してて不安度がうなぎのぼり。

大丈夫か。大丈夫なのか。お姉さんは研修医なのか?

 

緊張しやすいので、すでにここでもう少し気持ち悪い、笑。

 

担当の先生も入室して、いよいよ局部麻酔。

皮膚麻酔の後に、筋肉麻酔をするのだけど、筋肉注射は痛いよーと脅されてた割に私は皮膚注射の方が痛かった。

筋肉注射は重くて気持ち悪い感じだけど、皮膚注射はいったーーーーーって感じなので、どちらが苦手かによるんだろうけど。

 

でもこれを我慢すれば、あとは痛みはなくて、不安感と戦うだけ。

 

みなさんは注射されるとき、刺されるとこ見る人ですか?

私は最近はもう慣れてきたので見ないんですが、こんなに病院通いする前は注射が嫌いで嫌いすぎて、いつ刺さるか見てないと不安だったのでガン見してました。

 

でも腎生検って背中から刺すから、見れないんです…。

次回は枕とベッドの柵と自分の腕ぐらい。

見るのも怖いけど、見れないってのが結構怖い。

 

針を刺すとき、先生の声かけに合わせて呼吸を止めます。

息を止めると腎臓の上下も止まるらしい。

なので針を刺すとき、息を止めて、先生が良いと言ったら緩める。

細胞を切り取る時、ガシャンッ!て音がします。

針の先から細胞を取る部分が出て、細胞を掴んだまままた引っ込んで、針を抜くらしい。

考えた人すごい。

 

まぁこんな感じで、ぶっちゃけ腎生検自体は麻酔の痛みさえ乗り越えたらあとは結構すぐ終わります。

 

個人的に辛いのはそのあと。

腎臓に傷を付けているので、そりゃ出血します。

多少の出血は大丈夫らしいんですが、その出血の量が多くなると腎臓の周りに血の塊が出来て、熱が出たり、合併症の危険が高くなるみたい。

なので止血のために、6時間ぐらい身動き取れない状態が続きます?

 

まず先生の圧迫止血を開けたあと、仰向けに転がされるんだけど、腰回りに力入れると腎臓が出血するので、絶対力入れないで!と言われる。

逆に難しい。

 

その後、傷付いた方の腎臓の下に砂嚢(すごく硬い枕みたいな)の敷いて、点滴からは止血が送られ、エコノミー症候群の帽子で足は着圧タイツと一定間隔で圧迫して血流を押し流す機械をつけられて、あとは動いちゃダメな6時間。

気が紛れれば良いんだけど、私の場合寝たくても寝れなかったのど、キツくてテレビ見ても音楽聴いても、携帯触っても何にも集中できなくて、ただひたすらに1分毎に時計見てた、笑。

砂嚢が当たる部分がだんだん痛くなったりして。

 

その後、やっと6時間越えたら、寝返りはオッケーになります。

(でも起きちゃダメ)

横向いて食事をとって、あとは就寝なんだけど、まだ尿用の管もついてるので寝返りも一苦労。

 

そこを乗り越えたら、ベッドから降りても良い許可をもらって管を抜くので、随分楽になります。

ただ、まだ完全に傷が塞がってないので、極力ゆっくり歩く、階段は使えない、重いものは持てない、とかとかいろいろ気をつけることがあります。

個人的にはしばらくヒールも自粛してました。なんとなく。

 

検査日入れて3日間の入院でした。

エコーで腎臓の様子見ながら、出血量に問題なければこのぐらいの日数で帰れるみたい。

 

翌週には細胞を送った病理医からの結果が返ってくるので、父と結果を聞きに。

 

その時の検査結果があいにく手元にないので、正しい数値が確認できませんが、

事前に主治医I先生の話からは、正常な腎臓の細胞が7割を切っているときつい。

という話でした。

私の生き残ってる腎臓の細胞は7割でした。

(むしろ3割死んでるのかと愕然)

 

アウトかセーフか微妙なラインなまま、検査結果を持ってA病院に戻るので、T病院にかかるのはここで終了。

 

翌々週にA病院の予約を取り、両親と一緒に先生と話に。

 

 

腎生検の結果を出してやっと何の腎臓病なのか名前が付きます。

診断は「IgA腎症」でした。

 

腎臓には糸球体という尿を濾過する機能が備えついています。

糸球体にはたくさんの毛細血管と、その毛細血管を繋ぎ止めるメサンギウムという柱の役割のような細胞がある(らしい)。

この細胞にIgAがくっつくと、毛細血管が炎症を起こす。

これがIgA腎症、らしい。

 

生物の知識も医学の知識も、全くに近いほど無いので、もっと詳しく知りたい方はご自分で調べてください。

 

このIgA腎症は慢性腎炎の一種で、腎機能が少しずつ低下して、その後透析が必要になる病気らしい。

 

 

透析…またも聞くからに大変そうで痛そう…。

(そして調べるとやっぱり痛そう…)

 

ものすごくげんなりしながら、心のどこかで、やっと病名がついたとホッとした。

健康診断で引っかかった2014年3月から、病名が付いたのは2016年4月。

本格的な治療が始まるまでに、2年もかかりました。

 

ここで学んだのは、お医者さんが大丈夫と言うんだから大丈夫だろうと流さないこと、ちゃんと見てくれるお医者さんと出会うまで探すこと、まさか自分に限ってそんな病気なんて…とか思わないこと。

 

私は運良く、A病院にかかったまま(何故か)ちゃんと診断してくれる先生に出会えたので治療が始まったけれど、あのままだともっと進行してた方と思うとぞっとします。

 

それに、腎生検の結果を聞くまで、まさか自分がそんなに悪いわけないだろう、と意味のわからない高のかかり方をしていました。

健康診断時(21歳)から、IgA腎症と診断されて(23歳)(※どちらもその月時点)、まさか20代でそんな…とか楽観視がありました。

でも検査結果を見ると、そんなことも言ってられない数値にまで来ていて、なんで大丈夫だと思っていたんだろうと思います。

 

もっと早くIgA腎症だと分かっていたら、なんて事は思いませんが、それでもまだギリギリ間に合うかもしれないところで良かったとは思います。

若いから大丈夫なんてことはないです。

 

 

なんかどんどん長くなっていってる…。

もっとまとまれば良かった('◉⌓◉’)

 

 

次はIgA腎症の治療が始まります。